リフォームのリニューアル工房シンテックス（工務店）：キッチン・外壁・瓦・屋根・耐震：千葉市・市原市

＜お客様のご要望＞

屋根と室内のリフォーム工事をまとめて行いたいというご依頼をいただきました。
瓦の葺き替え・雨樋と屋根回りの部分補修・2階洋室の床・1階内装リフォームをご希望でした。

＜施工ポイント＞

工事内容について打ち合わせを進め、各所現況確認を行いました。
特に、屋根瓦については瓦や野地板等の状態を職人と確認し、綿密にスケジュールを組みました。
打ち合わせの結果、工事箇所を以下の項目に絞りました。
・古くなった瓦の葺き替え
・雨樋の部分補修（雨樋の状態を見て部分的に取替も考慮）
・屋根の破風板は部分的に板金被せ
・破風板、軒天、窓の霧除け、雨樋の部分塗装
・2階洋間の床工事（重ね貼り）
・1階キッチンの勝手口塞ぎ
・1階廊下の天井クロス張り
・1階和室をフローリング、クローゼット、ドア取替と壁工事
・1階リビングの壁と天井工事
コロナ禍の影響により、住宅建材も納期の遅延や製造できないという問題が浮上しております。
製造業者に確認したところ、屋根部分の建材や塗料は納品が工事スケジュールに間に合いそうでしたので、屋根工事から着工しました。
室内の方は、別の施工例でご報告いたします。

＜お客様の声＞

今回複数の工事をまとめて行いましたが、お客様のご希望に沿えたリフォームができ、大変お喜びいただけました。

工事の流れ
仮設足場組と屋根瓦降ろし
2階瓦屋根葺き替え工事
1階瓦屋根葺き替え工事
屋根回り補修工事

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屋根の現況をチェックしたところ、破風板や軒天の傷みが目立ちます。
瓦屋根は耐震のためにシーリングを行い、瓦と瓦を接着していたのが原因で、雨水の流れを妨害していました。

瓦を裏返すと、長年にわたって付着した埃が溜まっています。
本来ですと、雨水が瓦の傾斜に沿って下へ下へと流れていくのですが、汚れによりスムーズに流れない状態になっていました。

瓦葺き替え工事のための仮設足場を組んでいきます。

ご近所様に配慮し、残材、ごみ、ホコリなどが飛散しないよう、養生ネットを隙間なくしっかりと張ります。
家がすっぽりと囲われました。

瓦屋根の頂上部である棟瓦です。
まずは棟を取り外します。

片面の瓦から先に降ろします。
野地板の状態を確認すると、目立った傷みはなかったため、補修の必要はありませんでした。

屋根の先端には、たくさんの鳥の巣が見受けられました。
先に瓦を外した屋根の瓦桟を取り外している間、もう片方の屋根瓦もまとめてリフトで降ろし、手際よく瓦の撤去を進めていきます。
撤去作業を終えたら、しっかりと掃除をしてからルーフィングを張り、瓦桟を取り付けます。

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葺き替える瓦を上げました。
手作業で1枚ずつ丁寧に平瓦を瓦桟へビス止めします。

屋根の端部分であるケラバをカットし、きれいに揃えました。

次は、棟瓦の作業に移ります。
金具に取り付けた角材の周りに南蛮漆喰を塗り、雨が入らないよう隙間なく固めます。
漆喰の土台の上に、鬼瓦・棟瓦をパッキン付のビスでしっかりと固定します。

2階の瓦屋根リフォーム後です。
きれいに葺き替えできました。
ケラバの瓦も、均等にビスで固定しています。

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次は1階の屋根工事です。
まずは2階と同じく、屋根瓦を剥がしていきます。
瓦を降ろし終えたら、掃除してルーフィングを張り、瓦を固定する瓦桟を取り付けます。

瓦桟に平瓦を乗せていきます。
均等に敷き詰めてビスで固定します。

1階屋根には、安全面を考慮し、落雪防止の雪止め金具を取り付けます。

壁際ののし瓦、ケラバ、棟もズレや歪みがなくきれいにリフォームできました。

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瓦葺き替え工事では仮設足場を組むため、屋根回りの補修や部分塗り替えもまとめて工事スケジュールに組み込みました。
浴室窓の霧除けをチェックすると、軒天部分に劣化が見られましたので、結露や湯気に強い白色の板金を張り、耐久性を持たせました。
玄関ドアの上部、屋根の出隅箇所の軒天損傷部分には、ケイカル板を重ね張りして補強します。

破風板は、風雨にさらされ塗装が傷んでいましたので、板金を巻いてしっかりと補修しました。
木目の汚れや剥がれが目立つ軒天は、外壁に合わせた白で塗り替えていきます。

こちらが塗装した軒天部分です。
木目を白に塗り替えるだけで、明るい印象になりました。

塗装が剥がれていた破風板も塗り重ね、雨樋の破損部分も新しいものと交換しました。

瓦葺き替えと屋根回りの補修工事が終了したので、養生ネットを外します。
仮設足場を解体し終えたら工事完了です。

屋根リフォームをすることにより、外観が本来の美しさを取り戻しました。
今回のリフォームで使用したのは焼き物の瓦ですが、瓦にもたくさんの種類があります。

素材で見ると、
・焼き物の瓦　
・薄いセメント板のスレート材
・金属製の屋根材
・セメントで作られたセメント瓦
などに分類され、更に素材ごとに様々な形状や色があります。

最近では、屋根が軽いほど建物の揺れが小さくなることから、耐震性を考慮した軽量瓦や施工方法が主流になってきています。
築年数の経過した家屋にお住まいの方は、メンテナンスも兼ねて屋根リフォームをご検討してみてはいかがでしょうか？

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【リフォーム概要】

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