外壁・屋根塗装【前編】
お客様のご要望
・リビング部分を約６畳増築
・トイレの便器取り替え
・ＬＤＫ、廊下の床工事
・外壁・屋根塗装
工事の流れ
リフォーム前水盛り・遣り方と基礎工事解体バルコニー下地造りとＦＲＰ防水室内工事リフォーム前築２０年以上経つ戸建て住宅で、約１２畳のＬＤＫは少し手狭に感じられてきたと
いうことで、リビング部分を約６畳広げる増築をご依頼いただきました。
今回の工事にあわせてトイレの便器取り
替えや、ＬＤＫと廊下の床工事、
そして外壁と屋根の塗装も行うことに
なりました。また、２階のバルコニーも
広げることにしました。
ちょうど増築に必要な分だけの庭も
ありました。
水盛り・遣り方と基礎工事水盛・遣り方（みずもり・やりかた）とは、工事に着手する前に行う、建物の位置を出す作業のことです。今回は増築箇所の正確な位置を出すために行いました。
基準となる高さ・位置を確認して、
水杭・水貫を立て、
筋違貫を取り付け動かないように
固定します。
基礎の中心に水糸(黄色い細い糸)を
張り、基礎を作っていきます。
基礎の根切りをし、砕石をランマーで
固めて鉄筋を仮に組みました。
基礎の型枠を組んでコンクリートを
流し込んでいきます。
土台を固定するアンカーボルトも
埋めていき、基礎のコンクリートが
固まったら型枠を取り外し、
内部の土間部分にも
コンクリート打ちしていきます。
基礎が完成です。
基礎を十分に乾燥させてから、
大工さんの木工事に入ります。
解体増築の場合も、新築と手順はほぼ同じで土台を回し、
柱を立てたら屋根の下地(今回はバルコニーですが)を造ります。
屋根材を張り、壁にサッシを入れ防水・防湿シートで覆うと内部に雨が入ることが
無く、その後天候を気にせず室内の工事を行う事ができます。
今回はコンクリート基礎とサッシ下の
隙間が無く、土台を入れることができないため、増築箇所のサッシと壁回りを
部分的に解体していきます。
増築箇所のサッシ・壁回りを部分的に
解体した後、増築箇所のコンクリート基礎の上に土台・柱・桁・梁などを組み立て、
既設のリビングなどに接合していきます。
キッチン・ダイニングは工事中も
使用するため、ブルーシートなどで
被いなるべくホコリが入らないように
工夫しています。
バルコニー下地造りとＦＲＰ防水戸建て住宅のバルコニー、ベランダなどの造り方には色々ありますが、
今回は既設がＦＲＰ防水のため、増設箇所も同様に仕上げることにしました。
ＦＲＰは繊維強化プラスチック（Fiberglass Reinforced Plastics）の略称で、
ガラス繊維などの強化材（補強材）で補強されたプラスチックです。
増築部屋の屋根は既設のバルコニーを
延長して造ります。床張りが終わり壁の柱、間柱を加工しています。
バルコニーの防水は床から壁に立ち上げるための防水部分の壁を造ります。
その後、バルコニーばＦＲＰ防水工事に入っていきますが、
同時進行で１階室内も工事していきます。
サッシを入れ土台、柱回りを防蟻・防腐
処理剤を塗布していきます。
壁際は直角に立上るためＦＲＰ自体に
無理が掛かり亀裂を生じるため、
曲りを緩やかにするようにコーナー材を
入れていきます。
既設は現状の上、増設は新たな個所から、
合わせてＦＲＰ防水をするために、
最初はシーラーを全体に塗布します。
１回目にガラス繊維の布を全体に敷き、
樹脂材を上から塗布していきます。
乾いたら２回目も同様にガラス繊維の
布を張り付け、更に樹脂材を塗布します。
しっかりと乾燥させたら、ＦＲＰ表面の
保護材である塗料トップコートを
２回塗りして防水工事終了です。
室内工事続いて、室内工事作業に着手していきます。
２階バルコニーも防止工事が終わり、
建物の回りも防水・防湿シートで
覆いました。これで雨が降っても雨漏りの
心配がありません。この後に雨が降りましたが、雨漏りが無く室内工事を
進めることができました。
中央に金属製の束を立て大引きを渡し、
両側には根太掛けを取り付けその上に
根太を渡していきます。
その後、断熱材を入れこの上に
12ｍｍベニア板を２重張りします。
天井、壁には断熱材を入れ天井板を張っていきます。その後、窓枠を取り付け壁材も張っていきます。
天井と壁工事に合せて照明、
コンセント、ＴＶ端子などの配線と
取り付けも行っていきます。
【リフォーム概要】
後編は
 |
千葉中央ビルダーネットはトステムフランチャイズチェーンの「藤野トーヨー住器」が運営する地域の優良工務店ネットワークです。 千葉中央ビルダーネットでは、地域でまじめにがんばる優良工務店の施工例や最新イベント情報を紹介しています。 |